2005/01/11 (火)

サッポロとサントリー、「第三のビール」強化

サッポロビールとサントリーは11日の記者会見で、「第三のビール」と呼ばれるビール風アルコール飲料の今年の販売を昨年に比べ大幅に増やす計画を発表した。サッポロは前年比21%増、サントリーは43%増を目指す。

サッポロ社長、「第三のビール」増税議論にあらためて反対表明

サッポロビールの福田貞男社長は、2005年のマーケティング方針説明会で、酒税の税率が低い「第3のビール」と呼ばれるビール風アルコール飲料への増税議論が再燃するのではないかとの見方が出ていることについて、「増税がないような形に持っていきたい」と述べ、あらためて反対の立場を鮮明にした。

幻の泡盛、産学連携で復活

太平洋戦争末期の沖縄戦で失われた幻の泡盛が、東京大学の研究室に保存されていた戦前の黒麹(こうじ)菌を原料に復活。酒造所と東大の「コラボレーション商品」として東大本郷キャンパスで売り出され、好調な売れ行きを見せている。

焼酎の出荷量が5年連続で増加

焼酎の販売量は右肩上がりに拡大している。国税庁によると2003年度の酒類販売(消費)数量は、前年比3・7%減の912万キロリットル。一方焼酎は、前年比10・6%増の92万キロリットルを記録、5年連続で増加しているとのこと。

20年熟成の焼酎はいかが 

松本市里山辺の日本酒メーカー「岩波酒造」が、85年に蒸留させた焼酎「牛つなぎ石」「鏡花水月」の発売を昨年12月から始めた。